国際部バイスプレジデントという肩書をもつ島さんへのインタビュー
<ハワイで働く女性 島さんと働き方について>
●国際部バイスプレジデントという肩書をもつ島さん
●女性も男性もないアメリカ社会の実状
●島さんが一度やめて、またバンカーへ戻った強い想いとは
●CP銀行のワイキキ支店は日本人女性が支店長
●CP銀行の弁護士けんCPA御方も日本人女性
島さん自身のことをお伺いしたいのですが、
ハワイ暦はどのくらいですか?
島さん)ハワイにきて12年くらいになります。11年とちょっとですね。
覚田)どうしてハワイに?
島さん)ま、結婚したのが一番の理由ですね。
覚田)こちらの方と。日本にいたけど、結婚したのでハワイにきたということですね。
島さん)はい、たまたまです。
覚田)日本語はもちろん日本人だから話せて、では、英語は?
島さん)英語は、ま、ほとんどこちらにきてから勉強しましたね。
覚田)そうなんですか、じゃあ10年前は喋れなかったんですか?
島さん)しゃべれましたけど(笑)
覚田)しゃべれたんですね(笑)
島さん)でも、ビジネスとかで英語を使ったことがなかったので、やっぱり銀行に入ったりとかして、仕事を始めてから徐々に少しずつ上達して。でも年齢とともに頭打ちで・・・上手にならないですね(笑)
覚田)英語が上手な人はたくさんいますよね。英語が上手なことより、サービスや情報、ルールにたいして、勉強していただいたほうが、たすかりますよね。日本の人には。
あと、どうやって島さんはこの銀行を選ばれたんですか?
島さん)もともと違う銀行に勤めておりまして、ハワイの。
そこでいろいろ勉強させて頂いていて、一旦そのやめた期間があったんです。
覚田)その銀行で働いてたけど、一回辞めて、ブランク期間があったと。
島さん)そしてまたその銀行にまた戻るか、できたらまた自分の知っている知識がそのまま使える職業にそのままつきたいと思ったので、じゃあ銀行と思った時に、前の銀行に戻るか、違うところかと思ったときに、ここの部長の瀬田というものが。
覚田)ああ、素晴らしい方。
島さん)はい、ちょっと知っていたので、瀬田さんに相談して、どこか空いていたら紹介してっていうことをお話させて頂いていたら、おかげさまでとんとんと雇って頂けたんです。
私は国際部にこだわっていたわけではなくて、銀行員に戻りたかったので、どこの部署でもストアブランチみたいな、それとかいわゆるワイキキみたいな支店でもと思っていました。
覚田)瀬田さん、僕も一度お会いしました。一回しか話をしていないのに、僕の話した明太子成功事例・・・それを覚えていてくださって。で、一緒にある方を紹介して頂いて、「あの話したらいいよ!あの話、あの話」と僕の以前話たことを覚えてくれていて、言ってくれていて。
島さん)瀬田さんは話させるのがすきですよね。自分が楽しようとしています(笑)
あと、覚田さんの話がおもしろかったんですね。
覚田)そういうことにしておきましょう(笑)
いや、ほんとによく僕の話したことをキチンと覚えてくれていておどろきました。
他の方に僕を紹介する時も僕の過去のエピソードをまるで自分のように話されるので驚きました。
さて、こちらで島さんは就職されて、実際働いてみて、前の銀行と今とどんなところがちがいますか?
島さん)ここの銀行はやはり、前の銀行のサイズからして半分くらいですので、トップとの関わりというのがすごく密であるんですね。
前の銀行もとってもいい銀行で、私はまったくそこを否定してないんですが、CEOにあうことは年に一回クリスマスのときに回っていらっしゃるときに会うだけ、というような形なんですね。それが一般的な企業なんですが。
でもここは、与那嶺もそうですし、CEOの女性のキャサリンノーとか、他に副社長とかも、
例えばお客様と会食するというとき、スケジュールが空いていたら絶対出てきてくれますし、お会いしてもきさくに答えてくれたりだとか。もちろん上下関係はありますが、そういう点でとてもファミリーで。
でもファミリーファミリーしちゃうとそこがゆるゆるになってしまうといけないので、今私はやはり、絆が強いファミリーですが、もっと強い国際部にならなければいけないから、いいところと違うところもとりいれて、発展していかなくちゃ時代に取り残されていくんじゃないかな、と思っています。
覚田)ありがとうございます。あと、聞いていると島さんも女性で頑張られて、先ほどの弁護士であり、CPAである方も日本人女性で、ワイキキ支店も日本人女性、さっきの聞いた方も女性・・・。非常にこのCPBは、女性が活躍している銀行ですよね。これは特別なことなんですか?それとも?
島さん)いえ、これはただ女性のほうがむいている人が多い。たまたま絶対数の中から多かっただけでしょうけども、そして女性男性ということは別にして、いい人材が部長になり支店長になる、という。結果こういうことになったんだと思うんですね。
覚田)だから逆にいうと、その方の能力が高かったり、サービスがよかったりやさしかったりするとちゃんと上に上がっていける環境がこの銀行にはある、ということですよね。
これはこの銀行だけですか?
それともハワイの会社っているのは結構女性の方が上にいくってことはあるんですか?
島さん)はい、そうですね。うちの銀行だけっていうことは全くなくて。
女性の管理職の方もいますし、銀行だけではなく女性がトップというところはいっぱいいますし、銀行だけでなくどの業界でも。
覚田)へぇ〜〜すごいですね。日本と大違いですね。
島さん)そういったことで、みんなそれぞれ大変で、男性も女性もないと思います。
覚田)でもなんか日本だと、女性はどんなに頑張ってもどんなに能力があっても、上にはとか、部長にはなれないんだよとか。女性なんてなれるわけがないじゃん、と思っている人たち。まず給料の差があったり、待遇の差があった、上にあがる、キャリア・役職はなれないとかあるんですけど、こちらではないんですか?
島さん)そういうのはないです。給料の差もないです。
覚田)能力は?
島さん)能力の差はもちろんあるんでしょうけど、それが給料の差にはなるので、能力がある人は認められるでしょうし。その男女差別っていうのはまったくないですね。
覚田)わかりました。ありがとうございます。
おわり。次に続く)
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